アマゾン株上昇､楽観的な７～９月売上高見通しで-電子商取引好調

米アマゾン・ドット・コムが３日示した７－９月（第３四半期）売上高見通しは市場予想を上回った。主力の電子商取引事業が好調であることが背景。米株式市場時間外取引で株価は一時約7.5％上昇した。

発表資料によると、７－９月期売上高見通しは1380億－1430億ドル（約19兆7000億－20兆4000億円）。アナリスト予想の平均は1383億ドルだった。営業利益見通しも55億ドル－85億ドルと、市場予想の平均（54億1000万ドル）を上回った。

アンディ・ジャシー最高経営責任者（ＣＥＯ）は２年前のＣＥＯ就任以来、アマゾンの改革を進めてきた。大規模な人員削減に加え、中核事業への投資を継続しつつ支出を抑制。４－６月（第２四半期）の経費は少なくとも2012年以来の低い伸びとなった。

４－６月期の売上高は前年同期比11％増の1344億ドルと、市場予想を上回った。オンラインストア売上高は４％増の530億ドルとなった。

インサイダー・インテリジェンスのアナリスト、アンドルー・リップスマン氏は決算発表後、「アマゾンの電子商取引事業の好転は今年下期（７－12月）にとって心強い兆候だ。下期の売上高はさらに伸びる見込みだ」と分析した。

ウェブサイトと倉庫のスペースを借りる独立販売業者向けにサービスと広告を提供する事業の利益率は高く、売上高全体に占める割合が増している。４－６月期の広告販売は22％増の107億ドル、販売業者サービス売上高は18％増の323億ドルだった。

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アマゾン７～９月売上高見通し、市場予想上回る－電子商取引好調

米アマゾン・ドット・コムが３日示した７－９月（第３四半期）売上高見通しは市場予想を上回った。主力の電子商取引事業が好調であることが背景。米株式市場時間外取引で株価は一時約7.5％上昇した。

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