北九州市、製品プラスチック回収へ　政令市で3番目　バケツ、ハンガー、DVDもリサイクル

使用済みプラスチックから作った水素を電源や熱源として活用する「東急ＲＥＩホテル」が川崎市川崎区に完成し、披露式典が３０日、開かれた。ホテル全体のエネルギーの約３割を賄う計画で、開業は６月１日。

羽田空港に近く、市などが研究施設の誘致を進める国際戦略拠点「キングスカイフロント」に立地する。水素は約５キロ離れた昭和電工川崎事業所で製造。パイプラインでホテル敷地内の燃料電池に供給し、エネルギーとして使う。

運営する東急ホテルズによると、廃プラ由来の水素を利用したホテルは世界初。式典で小林昭人社長は「ホテルで使われた歯ブラシやくしなど（のプラスチック製品）もエネルギーに還元して、環境保全に貢献したい」と話した。

ホテルは５階建てで客室数は１８６室。