【原発処理水】中国で日本化粧品の不買呼びかけ　処理水放出の影響拡大

インバウンド関連銘柄は中国人団体旅行の解禁を受けて、このところしっかりとした動きをみせていたが、きょうはさえない展開となっている。市場では「週末に日中関係を巡るネガティブなニュースが出てきたこともあり、高値圏にあったインバウンド関連を利益確定する動きが広がっている」（国内証券ストラテジスト）との声があった。

日経平均は上値を追う展開となっている。足元の株価は５００円超高の３万２１００
円台前半。時間外取引での米株先物３指数やアジア株のしっかりとした動きを好感する展
開となっている。個別では、ファーストリテイリング<9983.T>、ダイキン工業 <6367.T>
、東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>などの主力株がしっかり。この４
銘柄で日経平均を約１５０円押し上げる展開となっている。

市場では「ジャクソンホールの無難通過で各市場がしっかり」（国内証券ストラテジ
スト）との声があった。ただ、週末の８月の米雇用統計を控えているため、買い一巡後は
再び様子見ムードが広がりやすいといい「つかの間の楽観ムード」（別のストラテジスト
）との声もあった。