【再考・犯罪被害者】娘殺された償いは３６万円　事件から２４年「ずっと気持ち踏みにじられ」　加害者の元少年は再び事件を起こす

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鈴村泰史は「中学生頃より永谷さんが好きだったが、相手にされなかったから殺してやろうと思い、７月１４日頃に吉良町内のコンビニでナイフを２本買った」と供述した。永谷さんは他の生徒と一緒に登校途中だった。鈴村は別の女子高生にもナイフを突き付け、約２０分間連れ回した。

鈴村は永谷さんに対し、中学１年の時に好意を持ち、中学３年の際に交際を断られてから、性的嫌がらせの手紙を下駄箱に入れる、跡をつける、嫌がらせの電話をかける等のストーカー行為を行っていた。

永谷さんの友人に厳しく注意されるが、「自分は悪いことが出来る強い人間」と考え、ストーカー行為を止めることはなかった。

事件当時、鈴村は永谷さんと同じ高校を中退して引きこもり状態であった。そして、鈴村はある人物に憧れを抱くようになった。その人物とは、神戸児童連続殺人事件の犯人「酒鬼薔薇聖斗」である。鈴村も自身の日記の中で「猛末期頽死（もうまっきたいし」と自称し、犯行前日まで被害者を拉致し、強姦の後、殺害する計画や妄想を日記に書き付けていた。