青森南高 外国語科の改編に合わロシア語の授業廃止へ

07月28日　07時46分

県立青森南高校が来年４月に「外国語科」を「グローバル探究科」に改編するのに合わせて、３０年近く行われてきたロシア語の授業が廃止されることがわかりました。

県立青森南高校の外国語科はロシア語を１年生と２年生で必修とし、３年生でも選択科目として履修できる全国でも珍しい学科です。

来年４月、令和６年度の新入生からは英語を活用した探究型の授業が特色の「グローバル探究科」に改編されることが決まっていて、これに伴い学校がロシア語の授業は開講せず廃止を決めたことが、関係者への取材でわかりました。

外国語科は、青森県がロシアのハバロフスク地方と友好協定を締結して文化や経済など幅広い分野で交流事業が進められたのを背景に平成６年に開設され、ロシア語の授業が３０年近くにわたって行われてきました。

しかし、交流事業は平成２９年度を最後に事実上、停止しているほか、外国語科の入試の志願倍率は過去９年間で６回、１倍を割り込んでいて、学校はこうしたロシア語学習に対する地域のニーズの低下を廃止の主な理由としています。

一方で、学校は国際交流を重視していたこれまでのカリキュラムを発展させ、英語を活用して研究や論文の発表を行う探究型の授業を拡充する方針です。

学校は２８日、来年度の受験生や保護者などを対象に学校説明会を開き、こうした内容のカリキュラムを公表することにしています。

エラー - NHK

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