【名作戦争マンガ無料公開】松本零士が『音速雷撃隊』で描いた“戦場の狂気”「敵も味方も、みんな大バカだ…」
1muffin ★ID:tSB6Wej192023/08/14(月) 17:22:56.07 松本零士のライフワーク「戦場まんがシリーズ」は、第二次世界大戦をベースにした短編マンガ群である。本作『音速雷撃隊』は「週刊少年サンデー」1974年15号(4月7日発行)に掲載された32ページの読み切り短編だ。終戦から29年が経過して社会から戦争の記憶が薄まるなか、同年3月にフィリピン・ルバング島で小野田寛郎元少尉が発見され、日本に帰国したばかり。あらためて戦争について考える機運が高まっていた時期であった。本作の主人公の野中少尉は、有人戦闘ロケット「桜花」に搭乗して出撃するも、アクシデントで一命を取り留め、のち再出撃することになる。死にゆく者と、それを送り出す者が、互いに気遣いをしている姿には戦場の悲哀が漂い、その一方で誰もが特攻(自爆攻撃)を受け入れている狂気を同時に提示する。中略なお、本作の掲載号は「少年サンデー」の「創刊16周年特別記念号」。折しも第一次オイルショックの影響を受け、...
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