雨がしとしと降る3月下旬、知人らと訪れた高齢の男性は傘を置き、墓石を拭いた。
「仲間が覚えているぞ、と伝えたくて」
墓から20キロほど離れた寿地区が、男性たちの生活拠点だった。
中心の地名から「寿町」と呼ばれ、戦後の米軍による接収が1955年に解除されて以降、港湾労働者と簡易宿泊所が集まった。
住職の鹿野融完かのおゆうかんさん(53)は「家族と疎遠な人も少なくない。死後の不安を和らげる場所がなかった」と話す。
先代である鹿野さんの父が、寿町の住民とつながりのあった弟子から実情を伝え聞き、50年近く。
2代で地蔵を建て、無料で経を唱えた。91年からは千秋の丘に無縁仏を埋葬している。
東京・山谷地区などの路上生活者らを含めた300人以上の遺骨が眠る。
40年近く寿町で暮らす近藤昇さん(75)は「弔う気持ちがあっても、市営の墓地には埋葬されているかさえ分からない」。
横浜市は個人情報だとして、親族以外に埋葬先を原則伝えない。だからこそ、千秋の丘は「旧友をしのべる場所がよすがになる」という。
寿町の簡易宿泊所に暮らす5400人の高齢化率は5割を超え、多くは単身者。
人生の終わりをどのように迎えるかを考えることは避けられない。
町の福祉作業所に長年携わる佐藤真理子さん(70)によると、以前は「どうせ誰からも供養してもらえないんだ」と投げやりな人が多かった。
亡くなった後に遠方の親族に伝えても「遺骨を宅配便で送って」とそっけなかった。
続きは東京新聞 2023/07/09 6:00
https://www.tokyo-np.co.jp/article/261791
引用元:https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1688899711/
親兄弟皆んな亡くした
日本だけか?それすら心配しなきゃいけないのって
遺産と配当で一生安泰だから
細胞分裂したのか
墓はいらない
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